この記事は、私が在宅ワークで直面した「敵」シリーズの後編です。前編(暑さ・眠気編)はこちら👇

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私が直面している「時間がない」問題への対策について、徹底的に考えてみました。やりたいこと、やらなければならないことは本当にたくさんあるのに、いつも時間が足りない!!と感じるのは、私が長きに渡って抱えている問題です。

📋 この記事でわかること
  • よく知られている代表的な時間管理術(マトリクス・タイムブロッキング・ポモドーロ ほか)
  • 私がそれらを「続けられなかった」本当の理由
  • 敗因を掘り下げてたどり着いた、3つの気づき
  • 気づきを行動に変えるために、私がこれから実践すること

まずは、よく知られている時間管理術のおさらい

一般的に目にする時間管理術は、以下の通りです。

① ToDoリストの作成・優先順位付け(重要度×緊急度のマトリクス)

やるべきことをすべて書き出した上で、「重要度」と「緊急度」の2軸で4つに分類する方法です(『7つの習慣』で有名なスティーブン・コヴィー博士の「時間管理のマトリクス」として知られています)。

  • 重要かつ緊急:今すぐやるべきこと(締切間近の仕事など)
  • 重要だが緊急でない:計画的に取り組むべきこと(スキルアップ、長期的な準備など)
  • 緊急だが重要でない:できれば人に任せたいこと(急な問い合わせ対応など)
  • 重要でも緊急でもない:後回しにしてよいこと

多くの人は「緊急なこと」に追われがちですが、この分類の目的は「重要だが緊急でない」領域(将来への投資)に意識的に時間を割り振ることにあります。ただ書き出すだけのToDoリストと違い、“何からやるべきか”の判断基準を持てる点が特徴です。

緊急
緊急ではない
重要
今すぐやる
締切間近の仕事 など
計画的に取り組む
将来への投資・やりたいこと
★ ここが人生を変える
重要では
ない
人に任せる
急な問い合わせ など
減らす・やめる
なんとなくのSNS など
重要度×緊急度のマトリクス。多くの人は「緊急」に追われがちですが、本当に人生を変えるのは「重要だが緊急ではない」領域。ここに意識して時間を割くのがポイントです。
② タイムブロッキング(時間帯ごとにタスクを割り振る)

1日のスケジュールを、あらかじめ「時間の区画(ブロック)」に区切り、それぞれに特定のタスクを割り当てる方法です。「今日は何をしようか」とその都度考えるのではなく、カレンダー上に「9:00-10:00 メール返信」「10:00-12:00 資料作成」のように事前に予定を埋めてしまいます。メリットは、

  • タスクの切り替えによる集中力低下(マルチタスクのロス)を防げる
  • 「あとで空いた時間にやろう」が結局やらずに終わる、という事態を避けられる
  • 1日の終わりに「今日何に時間を使ったか」が可視化される

デメリットとしては、予定外の割り込み(急な用事や体調不良)が入るとブロックがずれ込みやすく、ある程度の柔軟性・余白を持たせた設計が必要になる点が挙げられます。

③ ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩の繰り返し)

「25分作業+5分休憩」を1セットとし、これを4セット繰り返したら少し長め(15〜30分程度)の休憩を取る、というタイムマネジメント手法です。1980年代にフランチェスコ・シリロ氏が考案しました。

  • 25分という短い区切りだからこそ、「とりあえず25分だけやってみよう」と着手のハードルが下がる
  • 強制的に休憩を挟むことで、集中力の低下や疲労の蓄積を防ぎやすい
  • タイマーを使うため、「今何分作業したか」が明確になり、だらだら作業を防げる
🗂️ その他、よく挙げられる工夫
  • ④ スキマ時間の活用
  • ⑤ 完璧主義をやめて「7割でOK」にする
  • ⑥ 家事の時短家電・時短家事テクニックの導入
  • ⑦ 前日夜または朝一番に1日の計画を立てる

それでも私は、続けられなかった

私も過去にたくさんの時間管理術の本を読み、YouTube動画などもたくさん見てきました。実際に実践してみましたが、なかなか長続きさせられませんでした。失敗の原因なんて、今まであまり深く考えたことはありませんでした。やっぱり私は継続力がないな、とあきらめの境地にいたのかもしれません。

今回調べてみた以上の方法をふまえ、なぜ長続きさせられなかったのか改めて振り返ってみると、なんでもルール通りにきちんとやらなければならないと自分に完璧を求めすぎてしまったことや、それぞれの時間術の本質を理解せずに中途半端に取り組んでいたことに原因があったように思いました。

敗因を掘り下げて見えてきた、3つの気づき

そこで、私の過去の敗因を徹底的に考えてみました。すると、以下のような気づきがありました。

気づき① そもそも「洗い出し」ができていなかった

まず1つめは、そもそも、やらなければいけないことと実際にやりたいことのすべての洗い出しができていなかったことでした。改めて考えてみて驚いたのは、自分がやりたいことが漠然としていて、まったく具体化されていなかったことです。

家事やパートや育児に追われて、自分の時間がほとんどない年月が何十年と続く間に、自分が何をしたかったのかもわからなくなっていることに驚きました。やりたくないけどやらなければならないことは際限なく思いつくのに、本当にやりたいことが何かをわかっていないというのは、幸せから遠ざかる状況だったなあと思います。

自分の「やらなければならないこと」と「やりたいこと」をしっかり取りこぼしなく洗い出しリスト化しておかなければ、優先順位を決めることすらできない——という当たり前のことに、私は気づくことができずにいたのです。

今、仕事や家事や育児に追われて、自分のやりたいことが出来ていないパパさんやママさんは沢山いらっしゃると思いますが、私のように「自分が何をやりたかったかすら忘れてしまう」ようなことのないようにしていただけたらと思います。私は2026年2月末からリベシティに入会して少しずつお金の勉強をしていますが、お金と同様に時間についても、自分の現状を把握し、上手に管理していくことがすごく大切だと感じました。

気づき② やりたいことをすることへの「謎の罪悪感」

2つめとして、私は今までずっと、やるべきことがたくさんあるのに、やりたいことをすることに謎の罪悪感を感じてしまうという傾向があったことに気づきました。

時間管理術①の方法でToDoリストを作成して優先順位をつける際に、私に限らず多くの人が「緊急なこと」の処理に追われてしまう傾向があるけれど、緊急ではないけど重要なことにしっかりと意識を向けることで、自分の将来の幸せにつながる——という視点を持つことが大切だと学びました。自分がやりたいことを「緊急ではないけど重要なこと」として位置づけるという視点も、私にはなかったように思います。

人は幸せになるために生まれてきたのだから、やるべきことばかりに追われてしまっていては、生きる屍のようになってしまうのも当然ですね。

気づき③ 「環境のせい」にする他責グセ

3つめの気づきは、やりたいことがあっても「ある一定の環境・状況が邪魔をしているからやりたいことが出来ない」と自分が思い込んでいた、ということです。

いわゆる言い訳グセ、原因自分論で考えられていなかったと自覚できました。そして、自分がやりたいことが出来ずにいることをすべて周りや環境のせいだと思い込む癖は、周囲の人との関係性を壊すという危うさがあることにも気づくことが出来ました。人それぞれ、やりたいことややるべきことを背負っているなかで相互に関係していくものなのですから、自分本位に他責にする考えは、利己的で我儘なことでしかないですよね。

環境や状況に阻まれているのなら、やりたいことの計画を実践するための代替案を、あきらめずに探し続ける方が健康的で建設的だ——という考えを、腹落ちさせることができました。八方ふさがりと思えることも、あきらめないで追求し続ければ、思わぬ打開策が見つかるものだと思います。

気づきをふまえて、私が取り組むことにしたこと

今回は、私が抱える悩みを解決させるために、色々調べたことと、実践したこと、実践していることを書いてみました。

生きていると、本当に次から次へと、うんざりするほど新たな敵が現れますよね。思えば、今まで私は最初から無理だとあきらめてしまい、戦って敵を倒すという発想がまったくありませんでした。本やYouTubeで有益な情報を入手しても、実践してこなかったことがほとんどです。ちょっと試してみてダメだと、「全然ダメじゃん!」なんて言って、自分の実践の仕方が悪いのではないか、という視点もありませんでした。

以上の気づきをふまえて、私が「時間がない」を改善するために取り組むことにしたのは、以下の通りです。

🍎 ぴかりんごが取り組む8つのこと
  1. まずはやるべきことを、毎日・毎月・毎年・長期に分けて、抜けなく洗い出す。
  2. 自分のやりたいことを、「すぐにやれること」「時間をかけて達成すること」に分けて、抜けなく洗い出す。
  3. 毎日のルーティンを、簡易的に決める。
  4. 毎月・毎年・長期の「やるべきこと」のToDoリストは、スケジュール帳やGoogleカレンダーに書き込んだり、iPhoneのアプリやメモ帳に記録する。
  5. やりたいことリストの「すぐやれること」は、毎日のルーティンの隙間時間に予定として組み込む。
  6. やるべきこと・やりたいことのうち、時間をかけて取り組む必要があることは、できる限り細分化して優先順位を決める。(このとき、やりたいことで緊急度が低いものであっても、やるべきことの緊急度が許す限り、可能な範囲で毎日のルーティンに組み込む)
  7. ④の「長い期間をかけて取り組むこと」リストの項目には、必ず達成目標期限を設ける。
  8. 新しいやるべきこと・やりたいことが追加されたら、その都度PDCAを回して、毎日のタスクを調整していく。

そして、以上のことは、焦らず・完璧を目指さず・楽しく取り組むようにすること。計画通りにいかなくても、すぐにリカバリーできるように、計画をタイトにしすぎないことにすると決めました。

なお、前編で挙げた「5分・30分でできることリスト」は、5番の“隙間時間にやれること”の具体例としてそのまま使えます。眠気覚ましにも、時間の有効活用にも、一石二鳥です。

おわりに

50年以上の長きに渡って沁みついてしまっている悪い習慣や思考グセを直すのは大変なこととは思いますが、あきらめずに焦らず、コツコツと改善していきたいと思っています。今までは完璧を求めすぎて挫折を繰り返してきましたし、やりたいことを我慢してストレスをため込んでしまったり、その反動でやるべきことを放置して好きなことばかりをやり、そんな自分を責めたりする……そんな繰り返しでした。

だけど、これからは以上の方法で、やりたいこととやるべきことの両方のバランスをうまくとって、楽しい人生にしていけたらいいなあと思っています。私の気づきが、誰かのお役に立てれば嬉しいです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました🍎

この記事が、時間に追われている誰かの肩の力を、少しでも抜けたら嬉しいです。あなたの時間の工夫やご感想も、お問い合わせからぜひ教えてください。X(旧Twitter)でも、在宅ワークや暮らしのことを発信しています → @shinyapple_room 🍎
※ この記事は、私自身の体験と考えをもとにした内容です。時間管理術の効果や感じ方には個人差があります。ご自身に合った形で、無理なく取り入れてみてくださいね。