半世紀以上生きてきて、アルバイトを含めると10社以上で働いてきた私ですが、在宅ワークで役に立つようなスキルも経験も全くありません。ハローワークでも「私のような年齢では、よほどスキルがない限り在宅ワークで安定して稼ぐのは難しい」とはっきり言われました。それでも、しがらみだらけの人間関係や職場での苦い経験が強いモチベーションとなり、海外リモートワークに挑戦することにしました。

AIトレーナーという仕事との出会い

YouTubeで海外リモートワークに関する動画を何本も視聴し、リベシティのノウハウ図書館でも情報を集めていると、「日本人というだけで重宝される求人がある」という情報に出会いました。

それが、AIトレーナーの仕事です。CopilotやChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity AIなど、数多くのAIがありますが、これらのAIを各言語や地域の文化に合わせて最適化する学習を手伝う仕事です。英語が得意でなくても、日本語ネイティブというだけで応募できる案件があるというのです。「そんな仕事があるなら絶対やってみたい!」と思いました。

特に参考にしたのが、こちらのYouTubeチャンネルです。動画主の方が私の息子と同じ年生まれで、漢字は違うと思いますが名前も同じ。勝手に縁を感じてしまいました(笑)。わかりやすい動画を何本も上げてくれています。

📺 参考にしたYouTubeチャンネル

リモート出稼ぎ大学 By こうすけ

https://www.youtube.com/@remote.kosuke →

英文履歴書の作成

海外プラットフォームへの応募には英文履歴書が必要です。日本語の履歴書と職務経歴書をもとにChatGPTに依頼したところ、びっくりするくらいの速さで英文履歴書を作成してくれました。

その際、「AIアノテーションの求人に応募するための履歴書」と目的を伝えておくのがポイントです。アピールできる内容に最適化して作成してくれます。また、写真を添えることで信頼してもらいやすくなるとのことで、ネット上の無料Webサービスを使って写真入りの英文履歴書を完成させました。やり方がわからないときは、AIに手順を教えてもらいながら進めると、トラブルの解消もスムーズです。

海外プラットフォームへの登録

LinkedIn、APPEN、OneForma、Upwork、DataAnnotation、Outlier、TELUSなど、複数の海外プラットフォームに片っ端から登録しました。登録の過程では運転免許証やマイナンバーカードのアップロードも必要で、正直かなり抵抗を感じました。「本当に大丈夫だろうか?」と、すべて終わってから少し心配になったりもしました。

時差があることもあり、書類のアップロードがうまくいかないときにサポートへ問い合わせると、返答が日をまたぐことも。根気を要しましたが、各プラットフォームから登録完了のメールが届くたびに、前に進んでいる実感がありました。英語のメールを受信するたびにドキドキしながら、Gmail翻訳機能やDeepLを使って丁寧に読み進め、案件への応募まで進みました。

なお、LinkedInの求人には詐欺案件も含まれることがあるとのことで、応募前の確認が重要です。この点も参考にした動画やノウハウ図書館の記事で触れられていました。

仕事開始まで、そしてトラブルの連続

3月初めにプラットフォームへ登録し、案件に申し込んで試験に合格、簡単な研修を受け、必要なツールをインストールして実際に仕事を開始するまで、ほぼ1か月かかりました。

始めてからもトラブルのフルコースでした。マニュアル通りにツールが作動しない、ログインできない…エラーが出るたびにサポートへ問い合わせ、返答が日をまたぐため、思い通りに働けない日がほとんど。最初に申し込んだ案件が日本語のみではこなせない内容だったこともあり、気が遠くなりそうでした。

失業給付との兼ね合い

失業給付を受給しながら働く場合、週3日・1日4時間未満であれば減額されずに受給できるという情報をもとに、1日1時間までしか作業できない案件を選んでいたので大丈夫だと思っていました。しかし4月7日の認定日に仕事内容を申告したところ、「メールのチェックをしただけでも申告するように」と言われ、実際に稼働したのは3日ほどなのに、最大28日受給できるはずが19日分になってしまいました。

完全に減額されたわけではなく受給期間が延びただけではあるのですが、認定日ごとに求職活動を2回こなす必要があることも考え、失業給付を受給し終えるまで海外リモートワークを一時休止することにしました。

5月初めの認定日では1日も働いていないと申告したにもかかわらず24日分の支給になりました。海外の仕事の申告が初めてのケースだったようで、職員さんがこそこそと話し合い、認定されるまでずいぶん待たされました。悪いことをしているわけでもないのに、なんだか肩身の狭い思いをしました。

初めての振り込み

そんな紆余曲折を経て、5月15日、楽天銀行に10,848円の振り込みがありました。71.68ドルから為替手数料などが差し引かれた金額です。

金額としては決して大きくはありません。でも、初めてドルを稼げたことは、私にとって本当に大きな希望になりました。プロジェクトに戻るためにはまた試験を受け直さなければなりませんが、また頑張ろうと思います。